この記事のポイント
  • うつ病の治験に参加できる条件
  • TRD(治療抵抗性うつ病)治験の参加基準
  • 国内で進行中の主な試験種類
  • 申し込みから参加までの流れ

うつ病治験の対象となる人

うつ病の治験では、以下のいずれかに当てはまる患者が主な対象です。

  • 2種類以上の抗うつ薬が十分な用量・期間(各8週間以上)で効果がなかった(治療抵抗性うつ病:TRD)
  • 現在抗うつ薬を服用しておらず、初回治療として新薬を試したい
  • うつ病に加えて不安障害・ADHD・双極性障害を合併する患者向けの試験もある

参加条件の目安

項目基準(TRD試験の場合)
診断DSM-5による大うつ病エピソードの確定診断
前治療2剤以上の抗うつ薬が無効(TRD基準)
年齢18〜65歳(試験により異なる)
除外条件双極性障害・統合失調症・活発な自殺念慮(試験による)
服薬ウォッシュアウト期間が必要な場合あり

申し込みの流れ

①JRCTまたはClinicalTrials.govで「うつ病」「大うつ病」で検索。②実施施設(精神科病院・大学病院)に電話で問い合わせ。③スクリーニング面談(問診・うつ病評価尺度〈HAM-D・MADRS〉・血液検査)を受ける。④適格と判断されたら同意書に署名し参加開始。

よくある質問

治験中に服用している薬を中止しなければなりませんか?
うつが重い状態でも参加できますか?
治験に参加すると主治医との治療関係はどうなりますか?