この記事のポイント
- マンジャロ(チルゼパチド)で吐き気が起きる仕組み
- 吐き気の頻度・持続期間の目安
- 吐き気を和らげる具体的な対処法5つ
- いつまでも続く場合の対処と受診目安
マンジャロで吐き気が起きる理由
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は GIP/GLP-1 受容体二重作動薬です。消化管の動きを遅くする(胃排出遅延)作用があり、これが吐き気・嘔吐の主な原因です。脳の嘔吐中枢にも作用するため、特に投与開始時や増量直後に症状が出やすくなります。
| 副作用 | 頻度(SURMOUNT試験より) | 出やすいタイミング |
|---|---|---|
| 吐き気 | 約25〜35% | 投与後1〜3日、増量直後 |
| 嘔吐 | 約8〜15% | 同上 |
| 下痢 | 約15〜25% | 投与後数日以内 |
| 便秘 | 約15〜20% | 継続使用中 |
吐き気はいつまで続く?
多くの場合、吐き気は投与開始後4〜8週間で自然に軽減します。増量のたびに一時的に再発することがありますが、同じ用量を続けると次第に慣れていきます。3ヶ月以上続く場合は担当医に相談が必要です。
吐き気を和らげる5つの対処法
- ① 少量・低脂肪の食事を心がける:高脂肪食・大量食は胃排出をさらに遅らせ、症状を悪化させます。1回の食事量を減らし、回数を増やすことが有効です。
- ② 投与後の食事タイミングを調整する:注射直後ではなく、数時間後に食事を取る方が症状が出にくい場合があります。
- ③ ゆっくりよく噛んで食べる:早食いは胃への負担を増やします。
- ④ 炭酸飲料・アルコールを避ける:消化管を刺激し、吐き気を悪化させます。
- ⑤ 増量を遅らせる:担当医と相談の上、増量タイミングをプロトコルより遅くすることで副作用を軽減できる場合があります。
受診が必要なサイン
以下の場合は速やかに担当医に連絡してください。
- 嘔吐が激しく水分・食事が全くとれない
- 激しい腹痛(膵炎の可能性)
- 急激な体重減少(1ヶ月で5kg以上など過剰な減少)
- 黄疸・尿の色が濃い(胆嚢炎・胆管炎の可能性)
よくある質問
吐き気が強い場合、マンジャロをやめた方がいいですか?
制吐薬(酔い止め・吐き気止め)は一緒に使えますか?
マンジャロとオゼンピックでは吐き気の強さは違いますか?