肺がんは日本のがん死亡数第1位であり、新薬・新治療法の開発が最も活発な領域の一つです。2025年現在、日本国内でも多くの肺がん治験が参加者を募集しています。このページでは、日本で参加できる肺がん治験を紹介し、参加条件・申し込み方法をわかりやすく解説します。
日本で実施中の主な肺がん治験(2025年)
🇯🇵 日本27施設
フェーズ3
TROPION-Lung08試験(Dato-DXd+ペムブロリズマブ)
TROP2標的ADC「Dato-DXd」と免疫チェックポイント阻害薬ペムブロリズマブの組み合わせで、PD-L1 TPS≥50%の非扁平上皮NSCLCへの化学療法フリー一次治療を目指す。第一三共・AZ共同開発。
主な参加条件:未治療非扁平上皮NSCLC・PD-L1 TPS≥50%・EGFR/ALK変異なし・PS 0〜1
🇯🇵 日本12施設
フェーズ3
シグボタタグ ベドチン試験(Pfizer ADC)
インテグリンβ6標的ADC「シグボタタグ ベドチン」とペムブロリズマブの組み合わせ。PD-L1高発現NSCLCを対象とした世界329施設の大規模試験。
主な参加条件:未治療NSCLC・PD-L1 TPS≥50%・PS 0〜1
肺がん治験の参加条件でよく問われるポイント
バイオマーカー検査
多くの肺がん治験では、参加前に以下の検査が必要です。
- PD-L1 TPS(腫瘍割合スコア):50%以上か22C3抗体で判定。ペムブロリズマブとの組み合わせ試験では特に重要
- EGFR変異・ALK融合遺伝子:これらの変異があると多くの試験の除外基準に該当
- TROP2・HER2発現:ADC治験では特定の発現が必要
治療歴
一次治療(未治療)か二次治療以降かによって参加できる試験が異なります。また、過去に受けた治療が除外基準になる場合があります。
申し込み方法
- 担当医に「肺がんの治験に参加したい」と伝え、過去の検査結果・病理結果を用意する
- 各治験記事の実施施設リストから最寄りの施設を確認し、治験担当窓口に連絡する
- または、当サイトのLINEからお問い合わせいただくと情報提供いたします
よくある質問(FAQ)
肺がんでも治験に参加できますか?+
はい。日本でも複数の肺がん治験が現在参加者を募集しています。ただしPD-L1発現率・EGFR変異の有無・治療歴などの条件があるため、まず担当医にご相談ください。
EGFR変異陽性でも参加できる試験はありますか?+
EGFR変異陽性肺がんを対象とした試験もあります。本ページで紹介しているTROPION-Lung08・シグボタタグ試験はEGFR変異なしが条件ですが、他の試験では対象となる場合があります。最新情報はLINEまたはClinicalTrials.govでご確認ください。
治験中でも他の薬を飲み続けられますか?+
試験によって異なります。特定の薬(強いCYP阻害薬・免疫抑制剤など)が除外基準になる場合があります。現在服薬中の薬のリストを担当医か治験コーディネーターに必ず伝えてください。
小細胞肺がんの治験もありますか?+
小細胞肺がんの治験も世界では複数進行中ですが、本サイト掲載試験は主に非小細胞肺がんを対象としています。担当医またはClinicalTrials.govで「Small Cell Lung Cancer Japan」と検索してみてください。